思考が創造を遮断している

現実と想いのすれ違いを感じている方にお伺いします。

「本当は誰かに頼りたいのに、頼れない」

「パートナーに甘えたいのに、甘えられない」

「自分でやったほうが早いと思って、結局すべて自分で背負ってしまう」

「誰かに任せることが怖い」

「休んでいると、何かしなければいけないような気がする」

「自分がしっかりしなければ、と思ってしまう」

「何かを感じるより先に、どうすればいいかを考えてしまう」

こんな感覚がありませんか?

もしかすると、あなたの無意識下で

女性性と男性性のエネルギーの流れが反転しているのかもしれません。

そして、その反転を起こしていたもの。

それは、意外にも「男性性の強さ」ではなく、

あなたの賢さ(思考)だったのかもしれません。

女性性と男性性が反転していた

私自身、ずっと課題だと思っていたことがありました。

なぜ私は、人に頼ることができないんだろう。

なぜパートナーがいても、甘えることができないんだろう。

なぜ「私がやらなきゃ」と思ってしまうんだろう。

私は、自分の男性性が強すぎるのだと思っていました。

でも、あるとき気づいたんです。

本当は、男性性が強かったわけではなかった。

私の思考が強くなりすぎていた

そして、その思考によって、

女性性と男性性のエネルギーの流れが逆転していた。

本来、女性性は「感じる」ことから始まる

女性性とは、

感じること。

受け取ること。

委ねること。

味わうこと。

育むこと。

「私は今、何を感じている?」

そこから始まります。

嬉しい。

悲しい。

怖い。

寂しい。

愛されたい。

助けてほしい。

甘えたい。

本当は、私たちの中にはたくさんの感覚があります。

でも、その感覚が出てくるより先に、

「どうすればいい?」と考えてしまう。

「こうしなきゃ」

「私がやらなきゃ」

「迷惑をかけちゃいけない」

「ちゃんとしなきゃ」

そんな思考が先に答えを出してしまう。

すると、感じることよりも、考えることが優先されていきます。

「感じる」より先に「考える」

本来なら、

感じる

受け取る

決める

行動する

という流れがあります。

でも、思考が先回りすると、

考える

判断する

行動する

あとから感情を処理する

という流れになる。

「私は何を感じている?」ではなく、

「どうするべき?」が先になる。

「本当はどうしたい?」ではなく、

「何が正解?」を探してしまう。

こうして、自分の内側にある感覚よりも、

思考による判断を信頼するようになります。

本音は安心して委ねたい

すると、女性性は安心して委ねられなくなる

女性性は、本来、安心して感じ、受け取ることで力を発揮します。

でも、思考がずっと先回りしていると、

「感じている場合じゃない」となってしまう。

悲しくても、頑張る。

疲れていても、頑張る。

助けてほしくても、自分でやる。

本当は甘えたいのに、しっかりする。

本当は受け取りたいのに、与える側に回る。

そうやって、女性性が「受け取る側」にいられなくなっていきます。

「私が全部背負う」の正体

すると、外側ではこんな状態になります。

「私が何とかしなきゃ」

「私がしっかりしなきゃ」

「私が責任を持たなきゃ」

「人に頼ってはいけない」

「自分のことは自分で何とかする」

一見すると、男性性が強いように見えます。

でも、実は違う。

男性性とは、本来、

決めること。

方向を定めること。

行動すること。

守ること。

現実化すること。

です。

女性性が感じたものを受け取り、

「私はこうする」と決める。

そして、現実に向かって動く。

それが男性性の力です。

思考が男性性の役割まで奪っていた

思考が強くなりすぎると、女性性だけではなく男性性も不安定になります。

なぜなら、男性性が「何を現実化したいのか」を決める前に、

思考が先回りしてしまうから。

「失敗しないためには?」

「どうしたら正解?」

「どうすれば嫌われない?」

「どうすれば問題が起きない?」

そんなことを考え続ける。

すると、

自分が本当に望んでいる方向ではなく、

不安を回避する方向へ動いてしまう。

だから、たくさん頑張っているのに、安心できない。

動いているのに、満たされない。

自分で何とかしているのに、自分を信頼できない。

そんな状態が生まれます。

本当は「男性性が強い」のではなかった

私自身も、

「私は男性性が強いんだ」と思っていました。

でも、今は少し違って見えます。

本当は男性性が強かったのではなく、

思考によって、女性性も男性性も、本来の場所からずれていた。

女性性は、安心して感じることができない。

男性性は、感じたものを現実化する前に、

思考によって不安を処理しようとする。

だから私は、「私が全部やらなきゃ」という状態になっていた。

本来の循環を取り戻す

では、どうしたらいいのか。

もっと女性らしくなることでもありません。

もっと男性性を強くすることでもありません。

まずは、感じること。

「私は今、何を感じている?」

と、自分に聞いてあげる。

そして、受け取ること。

「私はこう感じているんだ」と、

その感覚を否定せずに受け取る。

そのあとに、男性性を意識して決める。

「じゃあ、私はどうしたい?」

「何を選ぶ?」

「どこへ向かう?」

そして、行動する。

現実の中で一歩動いてみる。

その結果を、また感じる。

嬉しい。

違う。

心地いい。

苦しい。

もっとやりたい。

もうやめたい。

その感覚を、また受け取る。

そして、次の一歩を決める。

「感じる → 決める → 動く」という循環

本来の流れは、とてもシンプルなのかもしれません。

感じる

受け取る

決める

動く

経験する

また感じる

女性性が感じる。

男性性が決める。

男性性が現実に動く。

そして、女性性がその現実を感じる。

この循環が繰り返されることで、人生は動いていきます。

思考を敵にしなくていい

だから、思考をなくす必要はありません。

思考を悪者にする必要もありません。

思考にも、大切な役割があります。

感じたことを言葉にする。

状況を整理する。

必要な情報を集める。

現実的な方法を考える。

ただ、思考を「主人」にしない。

思考は、感じたものを理解するために使う。

女性性が感じたものを、思考が言葉にする。

そして男性性が、その感覚を現実の形にしていく。

そうすると、思考は私たちを支配するものではなく、

人生を創造するための道具になっていきます。

男性性を、もう一度信頼する

そして、ここからが本当の変化なのだと思います。

「私が全部背負わなきゃ」ではなく、

「必要なときには、私の男性性がちゃんと動いてくれる」

と信じる。

そうすると、女性性は安心して力を抜くことができる。

感じていい。

甘えていい。

受け取っていい。

委ねてもいい。

休んでもいい。

頼ってもいい。

そして必要なときには、男性性が立ち上がる。

決める。

守る。

動く。

現実にする。

私は、もうすべてを一人で背負わなくていい。

あなたの中では、どうなっていますか?

もしあなたにも、

「本当は頼りたいのに頼れない」

「甘えたいのに甘えられない」

「いつも自分が背負ってしまう」

「何かを感じる前に考えてしまう」

「どうしたいかより、どうするべきかを考えてしまう」

という感覚があるのなら。

もしかすると、あなたに必要なのは、

「もっと頑張ること」ではないのかもしれません。

もっと女性性を強くすることでも、

もっと男性性を強くすることでもない。

まず、考える前に、感じてみる。

そして、感じたものを受け取る。

そこから、自分の中の男性性に委ねてみる。

女性性と男性性は、敵ではありません。

どちらかが強ければいいものでもありません。

感じることと、現実にすること。

その二つが循環するとき、

私たちは、自分の人生を自分の内側から

創造できることを思い出します。

もしかすると、

あなたが「自分らしく生きられない」と感じていた理由も、

自分の女性性や男性性が弱かったからではなく、

思考が、感じることより先に人生を決めていたから

なのかもしれません。