愛し方を忘れた私たち①

そると/心とエネルギーのお話/ビューティフルライフカウンセラー

「好きだから伝える」「好きだから尊重する」という、本当の相思相愛

愛されたいのに、素直になれない

人は誰でも、愛されたいと願っています。
大切な人から「あなたが大切だ」と思われたい。
ありのままの自分を受け入れてほしい。

そう願っているはずなのに、
本当に大切な人の前では、
不思議なくらい素直になれなくなることがあります。

嫌われたくない。
重いと思われたくない。
本音を言ったら離れていくかもしれない。

だから、「好き」と言えない。
会いたいのに、「大丈夫」と言ってしまう。
寂しいのに、「平気」と笑ってしまう。

私たちは、
いつから「愛すること」を怖いものだと思うようになったのでしょうか。

安心すると、大切にできなくなる矛盾

その一方で、
自分を好きでいてくれる人には安心しすぎてしまうことがあります。

「この人は離れない。」

そう思えた瞬間、
わがままになったり、優しさを当たり前のように受け取ったり、
相手への思いやりを忘れてしまうことさえあります。

本当に失いたくない人には自分を抑え込み、
安心できる人には相手をないがしろにしてしまう。

この矛盾は、
多くの人が無意識に抱えている愛のパターンなのかもしれません。

愛を「力関係」として見ていた

なぜ、このようなことが起こるのでしょうか。
その背景には、
「愛は力関係である」
という思い込みが隠れていることがあります。

愛する側は弱い。
愛される側は強い。

だから、自分の好意を知られたら負ける。
だから、本音を隠す。
だから、好きと言えない。
でも、この世界は本当にそうなのでしょうか。

相手を疑っていたのではなく、自分を映していた

「好きと言ったら雑に扱われる。」
そう思ってしまうときがあります。
でも、その恐れは本当に相手から生まれたものなのでしょうか。

もしかすると、
自分自身が安心した相手に甘えすぎたり、
好意を当たり前に受け取ってしまった経験が、
そのまま「相手もきっと同じことをする」
という思い込みになっていることもあります。

もちろん、
これはすべての人に当てはまる話ではありません。

実際に傷つく経験をした人もいますし、
誠実ではない相手もいます。
しかし、その経験から自己防衛反応で
ネガティブな思い込みを持ってしまったことも考えられます。

だからこそ、今この瞬間だけ、誰かを責めるためではなく、
自分の愛し方を見つめ直すための問いにしてみてください。

相思相愛とは何だろう

相思相愛とは、
お互いに「好き」と言い合うことだけではありません。

本当の相思相愛とは、
大切だからこそ、本音で気持ちを伝えること。
大切だからこそ、相手の意思を尊重すること。

そして、
大切だからこそ、自分自身も大切にすること

この三つがそろって初めて、
愛は駆け引きではなく、信頼へと変わっていきます。

私たちは愛を失ったのではない

私たちは、愛を失ったわけではありません。
傷つかない方法を覚えるうちに、
我慢すること。
気持ちを隠すこと。
相手を試すこと。
期待しないこと。

そんな「自分を守る方法」ばかりを覚えてしまいました。

その代わりに、
素直に愛する方法を
少しだけ忘れてしまったのかもしれません。

愛し方を思い出す

愛とは、
勝ち負けではありません。
上下関係でもありません。
どちらかが我慢し続けることでもありません。
愛とは、
お互いを一人の人として尊重し、
お互いが安心して本音を伝え合える関係を育てていくことです。

だから、
好きだから伝える。
好きだから尊重する。
好きだから、自分も偽らない。
それは恋愛のテクニックではなく、
人と人が心を通わせるための、とても自然な愛の形です。

私たちは、愛を忘れたのではありません。
愛し方を、少しだけ忘れてしまっただけ。

思い出すことができれば、
愛はもう一度、私たちの中に息を吹き返します。

あなたは今、大切な人にどんな言葉を届けたいですか?
そして、あなた自身をどのように愛していますか?
その答えの中に、
あなただけの新しい愛の形が隠れているはずです。