現実に満足できてない人のパターン

親の親になって生きてきた人に見られる、歪んだ現実創造のパターン

そると/心とエネルギーのお話/ビューティフルライフカウンセラー

セッションさせて頂く中で、あることに気づいた。

それは、幼い頃から「親の親」として生きてきた人ほど、
仕事やパートナーシップで同じような問題を繰り返しやすいということ。

もちろん本人はそんなつもりはない。

むしろ責任感が強く、優しく、人のためによく動く人だ。

困っている人を見ると放っておけない。

誰かが苦しんでいると、自分が何とかしなければと思う。

頼られることも多い。

だから周りからは、
「しっかりしている人」
「頼れる人」
と思われることも多い。

本人もそれを自負している。

けれど、その優しさの奥には、
無意識のうちに身につけたある生き方が
隠れていることがある。

それが、
「私が何とかしなければならない」
という前提だ。

目次

  1. 親の親になってしまった子ども
  2. 大人になっても続く役割
  3. トラブルが起きた時に始まる3つの反応
  4. 本当の問題は出来事ではない
  5. 人生は原因を探す場所ではなく、気づきを受け取る場所
  6. 支える愛から、信じる愛へ

親の親になってしまった子ども

本来、子どもは守られる存在である。

安心して甘え、
失敗し、
頼り、
受け取ることで成長していく。

しかし、

親が精神的に不安定だったり、
家庭の中に問題が多かったり、
親自身が誰かに支えを必要としていた場合、

子どもは無意識に親を支え始める。

親の機嫌を読む。
親を心配する。
親を助ける。
親を守ろうとする。

気づけば、
子どもでありながら親の役割を担っている。

これが、「親の親になる」という状態である。

大人になっても続く役割

問題は、
その役割が大人になっても終わらないことだ。

本人は気づいていない。

けれど心の奥では、
「私が支えなければならない」
「私が責任を取らなければならない」
「私が何とかしなければならない」

と思いながら生きている。

すると仕事でもパートナーシップでも、
助けが必要な人
問題を抱えている人
依存的な人
責任を取らない人
ばかりが現れる。

なぜなら、自分が救う側でいることで、
幼い頃から慣れ親しんだ人生のパターンを
再現し存在価値を得ているからだ。

トラブルが起きた時に始まる3つの反応

そして問題が起きると、
決まって同じ反応が始まる。

① 自己防衛
まず最初に出てくるのが、
「なぜこんなことが起きたんだろう」という問いだ。
一見すると原因を探しているように見える。
しかしその奥には、
「私は悪くない」
という自己防衛が隠れていることがある。

親の親として生きてきた人は、
本当はずっと責任を背負い続けてきた。
だからもう責められたくない。
傷つきたくない。
その結果、無意識に外側へ原因を探し始める。

相手が悪い。
環境が悪い。
会社が悪い。
状況が悪い。

そして現実との対立が始まる。

② 自己否定

反対に、
「私の何がいけなかったんだろう」
という反応も起きる。
すると今度は、
すべてを自分の責任にしてしまう。

もっと頑張ればよかった。
もっと優しくすればよかった。
もっと我慢すればよかった。

そして深く落ち込む。

本来背負う必要のない責任まで抱え込み、
自分を責め続けてしまう。

③ 回避

さらに、
「どうすれば防げたんだろう」という思考が始まる。

これは前向きな反省に見えるかもしれない。
けれど実際には、
傷つくことへの恐れから生まれる回避行動であることも多い。

本音を言わなくなる。
期待しなくなる。
距離を置く。
チャレンジしなくなる。
関わることをやめる。

そして問題から逃げているつもりが、
人生そのものから離れてしまう。

本当の問題は出来事ではない

ここで気づいて欲しい。
問題は、
パートナーでもない。
仕事でもない。
起きた出来事そのものでもない。

本当の問題は、
「私が何とかしなければならない」
という前提であることが多い。

その前提がある限り、
救う人と救われる人。
支える人と支えられる人。
頑張る人と依存する人。
そんな関係性を無意識に創り続けてしまう。

相手が変わっても、
職場が変わっても、
環境が変わっても、
なぜか似たような現実が繰り返される。

それは罰でも失敗でもない。

人生が、
「もうその役割を手放してもいいよ」
と教えてくれているサインだと気づいて欲しい。

人生は原因を探す場所ではなく、気づきを受け取る場所

だから私は思う。
人生は原因を探す場所ではない。
人生は気づきを受け取る場所なのだと。

何かが起きた時、
「誰が悪いのか」を探すのではなく、

「この出来事は私に何を気づかせようとしているのだろう」
と問いかけてみる。

すると見えてくる。

私はまた背負おうとしていた。
私はまた救おうとしていた。
私はまた誰かの人生を生きようとしていた。
私はまた、自分の価値を証明しようとしていた。

その気づきが生まれた瞬間から、
現実は少しずつ変わり始める。

支える愛から、信じる愛へ

本来のパートナーシップは、
どちらかが親になり、
どちらかが子どもになる関係ではない。

互いを尊重し、
互いを信頼し、
共に成長していく関係である。

仕事も同じだ。
誰かを背負うために働くのではない。
自分の喜びや才能を世界と分かち合うために働くのだ。

親の親になって生きてきた人は、
誰よりも愛が深い。
だからこそ、
もう背負わなくていい。
もう救わなくていい。
もう誰かの人生を生きなくていい。

これからは、
支える愛から、信じる愛へ。
救う愛から、尊重する愛へ。

そして、
誰かの期待に応える人生から、
自分自身の魂が望む人生へ。

その時、
これまで繰り返してきた現実創造のパターンは終わり、
本当の意味で、自分の人生が始まるのである。