本来の自分へ還ると、本当の人生が動き始める

そると/心とエネルギーのお話/ビューティフルライフカウンセラー

苦しみは、忘れていた大切なものを思い出させてくれる

苦しい体験は、私たちから何かを奪うだけではありません。
見えなくなっていたものを、もう一度見つめ直す時間でもあります。

当たり前だと思っていた日常。
当たり前だと思っていた命。
当たり前だと思っていた人とのつながり。
本当は、そのどれ一つとして当たり前ではありませんでした。

苦しみは、忘れていたその真実を、
静かに思い出させてくれるのです。

幸せは、足すことではなく引くこと

私たちは、何かを足すことで幸せになろうとします。
もっと成功すれば。
もっと認められれば。
もっと愛されれば。

そうすれば幸せになれると、いつの間にか信じてしまいます。
けれど、本当に必要なのは、
足すことではなく、引くことなのかもしれません。

恐れ。
執着。
誰かと比べる心。
「こうあるべき」という思い込み。
自分を守るために身につけてきたものを、一つひとつ手放していく。

すると、その奥に隠れていた本来の自分が、少しずつ姿を現し始めます。
本来の自分へ還ると、本当の人生が静かに動き始めるのです。

私たちは、一人で生きているのではない

歩みを進めていくなかで、
きっと、もう一つの大切なことに気づいていきます。

私たちは、決して一人で生きているのではないということです。

誰かと関わり、支えられ、支え合いながら生きています。
名前も知らない誰かの働きによって、
今日という一日が支えられています。

そして、この豊かな自然の恵みによって、
私たちの命は育まれています。

そのことに心から気づき始めると、
生きていることへの感謝が、
無理をしなくても自然にあふれてきます。

感謝は、自分自身への愛へと変わる

その感謝は、外へ向かうだけではありません。
やがて、自分自身にも向かい始めます。
「今日も、この命を生きている。」
その当たり前ではない奇跡を、
静かに愛おしく感じられるようになるのです。

自分を愛することは、特別なことではありません。
たくさんの命に支えられながら、
今ここに生かされている自分の命を受け取り、
その命を大切に生きようと、今日も選び続けること。

その一つひとつの選択が、
自分らしい愛となり、
この体に流れ、
この人生を満たしていきます。

愛は、自分から世界へ広がっていく

自分を大切に生きる人の愛は、
自分の中だけにとどまりません。

自然と周りへ広がり、
誰かの命を支え、
また新しい愛へとつながっていきます。

私たちは、一人で生きているのではありません。
たくさんの命に支えられながら生き、
そして、自分の愛もまた、誰かの命を支えています。

苦しみは、そのことを思い出すための入り口になることがあります。

外に何かを求め続ける人生から、内なる愛に還る人生へ。

忘れていた当たり前に気づき、
本来の自分へ還ると、本当の人生は静かに動き始めます。
その歩みの先には、
誰かと比べることで得られる幸せではなく、
命そのものを愛おしく感じながら生きる豊かさがあります。
私は、その豊かさこそが、本当の幸せなのだと感じています。

今、時代は何を私たちに問いかけているのだろう

今、多くの人が、
これまで当たり前だと思っていた価値観が
少しずつ変わり始めていると感じています。

物を持つこと。
競い合うこと。
成功すること。
外側に何かを積み重ねること。

そうした価値観だけでは、
本当の幸せにたどり着けないのではないか。
そんな問いを抱く人が増えているように思います。
だからこそ今、私たちは立ち止まり、
自分自身に問いかける時を迎えているのではないでしょうか。

私は何を大切にして生きたいのか。
何を得るためではなく、どんな自分として生きたいのか。
何を足せば幸せになれるのかではなく、
何を手放せば、本来の自分に還れるのか。
その問いの先にあるのは、
誰かと比べる人生ではなく、
自分の命を大切に生きる人生です。

自然と調和し、
人と支え合い、
命への感謝を忘れずに生きること。

本来の自分へ還ることは、過去を否定することではありません。

これまでの経験を抱きしめながら、
自分の内側にある愛を思い出し、その愛とともに歩み始めること。

これからの時代は、
外側に答えを求める時代から、
一人ひとりが自分の内なる愛に気づき、
その愛を分かち合いながら生きる時代へと移っていくのかもしれません。