第1回 陰陽を知ると、人生はもっと自由になる
― 不足の世界から、充足の世界へ ―
東洋医学には、「陰陽五行」という世界の見方があります。
陰陽と五行は、別々の考え方ではありません。
まず「陰」と「陽」がある。
静と動。
内と外。
受け取ることと、働きかけること。
休むことと、動くこと。
このような、
相反するように見える二つの力の循環を捉えるのが陰陽です。
そして、その陰陽の動きが、
自然界や身体、心の中でどのように展開していくのかを、
さらに5つの側面から捉えたものが五行です。
木・火・土・金・水。
五行は、単なる「5種類のもの」ではありません。
陰陽という大きな循環を、
より具体的に読み解くための地図ともいえます。
だから私は、
陰陽は「人生の流れ」を見るもの。
五行は「その流れの中で、今、自分に何が起きているのか」を見るもの。
そんなふうに捉えています。
前回までは、
西洋医学を軸とした栄養学の視点で、
心と体と魂の繋がりについて記事にして参りましたが、
本日からは、東洋医学・陰陽五行の考え方を入り口に、
「自分の心は、今どんな状態なのか」
「なぜ同じような現実を繰り返してしまうのか」
「動くときと、休むときはどう見分けるのか」
「自分の内側と、現実の出来事はどうつながっているのか」
そんなことを、一つずつ読み解いていきます。
その最初のテーマが、
「陰陽を知ると、人生はもっと自由になる」です。
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「出来ない」を超える
「周りが反対するから、できない」
「もっと準備してからでないと、動けない」
そんなふうに自分の人生にたくさんの制限をかけていませんか?
何かをしたいと思っても、
「でも、今の私には無理」
「もっと勉強してから」
「もっとお金があったら」
「誰かに認めてもらえたら」
そうやって、
できない理由を探していたら60歳を過ぎていた。
というクライアントさんもいらっしゃいました。
<創造主視点>を取り戻したクライアントさんは、
このように振り返られます。
『「できない理由」を、現実そのものだと思っていました。
でも、創造主視点に立てた時、すでにあると気づいたのです。』と。
そこにあったのは、
「できない」という現実だけではなかった。
「できないと思っている私」がいただけだったのです。
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「ないから、頑張る」という世界
私たちは長い間、
「ないものを手に入れるために頑張る」
という生き方をしてきました。
お金がない。
時間がない。
才能がない。
自信がない。
人脈がない。
経験がない。
だから、もっと頑張る。
もっと努力する。
もっと我慢する。
もっと自分を成長させる。
「今の私には足りない」
というところから人生をスタートさせるのです。
私自身もある時まではそうでした。
何かを得るためには、
まず自分が頑張らなければいけない。
自分で何とかしなければいけない。
そう思っていた。
だから、頭はいつも「やること」でいっぱいでした。
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陰陽という見方
陰陽の面白さは、
どちらか一方を正解にしないことです。
光があれば影がある。
昼があれば夜がある。
動くことがあれば、静まることがある。
外へ向かう力があれば、内へ向かう力がある。
陽だけでは成り立たない。
陰だけでも成り立たない。
相反するように見えるものが、互いに存在することで、
ひとつの世界をつくっています。
私は、この陰陽の考え方を人生に重ねたとき、
「人生も、どちらか一方でなくていいんだ」
と思えるようになりました。
頑張ることも必要。
休むことも必要。
動くことも必要。
立ち止まることも必要。
その両方があるから、人生は循環していく。
そして、その循環をさらに細かく見ていくときに、
五行という5つの視点が出てきます。
木・火・土・金・水。
これからの連載では、この五行を通して、
心の動き、身体の感覚、感情、行動、
そして現実との関係を見ていきます。
まずはその土台として、
「陰と陽は、どちらかを選ぶものではない」
ということを覚えておいてください。
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「〜しなければ」から「〜してみよう」へ
「〜しなければいけない」
という言葉には、
「今の私は足りない」
という前提が隠れています。
もっと頑張らなければ。
もっと勉強しなければ。
もっと働かなければ。
もっと人に認めてもらわなければ。
そうやって、
自分を不足の場所に置いたまま、
未来へ向かって走っていく。
でも、
「〜してみよう」
に変えた瞬間、空気が変わります。
やらなければいけないから、やる。
ではなく、
やってみたいから、やってみる。
足りない自分を埋めるためではなく、
今の自分から何が生まれるのかを見てみる。
この違いは、とても大きい。
「できるようになったら、動く」
ではなく、
「今の私で、何ができるだろう」
と考えてみる。
人生の主語が、
「足りない私」から「今ここにいる私」
へ戻ってくるのです。
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「不足」から「充足」へ
私は、
西暦2000年頃を境に、
人の意識が変化してきたように感じています。
それまでの世界は、
「ないから頑張る」
という不足を前提にした生き方が、とても強かった。
もっと持たなければ。
もっと成功しなければ。
もっと認められなければ。
もっと上へ行かなければ。
そうしなければ幸せになれない。
そんな世界です。
でも、これからは、
「すでにあるものから生きる」
という感覚へ移っていく。
私はそれを、
【不足の世界から、充足の世界へ】
と捉えています。
これは、
「何もしなくていい」
という話ではありません。
むしろ逆です。
「ないからやる」のではなく、
「あるからやる」。
この違いです。
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陰陽から五行へ。そして、現実創造へ
これから10回に渡って続く記事では、
まず陰陽で、
「自分は今、どちらへ向かっているのか」
を見ていきます。
そして五行で、
「その動きは、心や身体の中でどんな形になっているのか」
を見ていきます。
そこから、
「では、私はどんな選択をして、どんな現実を創っているのか」
というところまでつなげていきます。
陰陽は、人生の大きなリズム。
五行は、そのリズムを読み解くための5つの視点。
そして、その先にあるのが、
「自分の人生を、自分でどう創っていくのか」
というテーマです。
だから、この連載で扱う「現実創造」は、
願えば何でも叶う、という話ではありません。
自分が何を前提にして生きているのか。
何を「できない」と決めているのか。
何を「当たり前」だと思っているのか。
そして、今、自分の内側で何が起きているのか。
それに気づくことから始まります。
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今日、自分に問いかけてみる
もし今、
「できない」
と思っていることがあるなら、
その「できない」の後ろにあるものを見てみてください。
「お金がないからできない」
その本当の望みは何?
「時間がないからできない」
本当にやりたいことは何?
「自信がないからできない」
もし自信がなくても、やってみたいことは何?
そして、
「〜しなければならない」
と思っていることを、
「〜してみよう」
に変えてみる。
人生を変えるために、
大きなことをする必要はありません。
まず、
自分の中にある「不足」という前提に気づく。
そして、
「私は、すでに何を持っている?」
と問い直す。
そこから、現実の見え方が変わっていきます。
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私の人生は、私が創っていく
「ないから、頑張る」
という生き方から、
「あるから、創る」
という生き方へ。
「こうしなければ」ではなく、
「私は、どうしたい?」
「どう生きたい?」
「何を感じたい?」
と、自分に問いかける。
陰陽は、
「どちらが正しいか」
を教えてくれるものではない。
陰も陽もある。
動くことも、休むこともある。
不足を感じることも、充足を感じることもある。
そのすべてを含んだまま、
私は私の人生を生きていく。
そして、その陰陽の循環を、
さらに具体的に読み解いていくのが五行です。
陰陽から五行へ。
五行から心と身体へ。
そして、心と身体から、自分の現実へ。
この流れを、これから10回かけて一緒に見ていきます。
次回は、
第2回「五行を知ると、自分の心の動きが見えてくる」
五行とは何なのか。
木・火・土・金・水には、どんな意味があるのか。
そして、それが私たちの感情や行動とどうつながっているのか。
ここから、少しずつ深く入っていきます。
身体を知ることは、自分を知ること。
自分を知ることは、自分の人生を創り直すこと。
魂の旅を、ここから始めます。